F1世界選手権第12戦のイギリスグランプリ(GP)の予選が、イギリスのシルバーストーン・サーキットでおこなわれました。
Q1の最初のほうは、路面に雨のあとが残るなか、タイヤ選択やコース取りなどとても難しい予選スタートになりました。
このことが予選の結果に少なからず影響していると考えます。
もくじ
結果はイギリス人ドライバーがトップ3を独占
結果としては、メルセデスのジョージ・ラッセル(英国)が今季2度目、自身3度目のポールポジションを獲得しました。
続き、ルイス・ハミルトン(英国)が2番手、ランド・ノリス(英国)が3番手と、英国人ドライバーがトップ3を独占しました。
シルバーストーンは、2023年のオーバーテイク数が23回、2022年が27回ということで、オーバーテイクが多くはないので、このスターティンググリッドのままレースが終了したり、この3人の順位入れ替えでポディウムをイギリス人ドライバーが独占するという期待も出てきます。
表彰台の国旗がすべてユニオンジャックみたいなことも期待してしまいますね。
Red Bull勢の結果
マックス・フェルスタッペン(4番手)
Q1の1回目はインターミディエイトタイヤでタイムを計測、その後、路面コンディションがドライへ移行していくなかで、2回目のアタックラップでコースアウト。後で出てくる、ペレスがスタックして赤旗を出した場所と同じ場所でした。うまく、グラベルでスタックせずに乗り越えて、なんとか残り時間でタイム計測をしたものの、フロアにはダメージがあったのではないでしょうか。
とはいえ、今週末を通じてメルセデスやマクラーレンには先行されていたことを考えると、結果としては順当なところだったのかもしれません。
決勝当日の天気や気温しだいでは何が起こるかはわかりませんが、前の3台との差は縮まらないと予想します。
セルジオ・ペレス(19番手)
ドライコンディションに移行していくなか、2回目のアラックラップをソフトタイヤで出ていくが、ターン9(コップス)でコースアウト。そのままグラベルにスタックしてしまい、予選セッションが終わりました。
予選は残り7分30秒で赤旗中断となり、その後、再開されて他のドライバーがタイムを出す中で、最終19番手となりました。
角田裕毅(13番手)
Q1タイムは6番手となりQ2に進出。Q2では10位アロンソと0.5秒差で敗退。13番手という結果になりました。
ダニエル・リカルド(15番手)
Q1タイムは10番手となりQ2進出。Q2では、角田から遅れること約0.7秒で敗退。15番手という結果。
リアム・ローソン
なお、イギリスGPのあと、レッドブル・レーシングは7月11日にシルバーストーンでフィルミングデイを予定していて、その中で、リアム・ローソンが現行のRB20をドライブするということが発表されています。
ペレスの不調(今回の予選前から)から、さまざまな噂が飛び交う中での現行マシンをドライブするということですが、もともと予定されていたフィルミングデイをリザーブドライバーがドライブするだけのことだと思います。
一人で200km走るのかどうかはわかりませんが、しっかり走っていただいて、プロモーション用の映像・画像とデータを取っていただきましょう。
フェラーリ勢の結果
フェラーリ勢は、この週末は苦労しているようです。
バスール代表によると、新しいスペックはより跳ね返りが多く、高速コーナーもあったので、この週末は古いスペックで挑んでいる。シルバーストーンでは新しいパーツを取り付けることによるでデメリットのほうが大きいと判断している。とのことでした。
- シャルル・ルクレール(11位)
- カルロス・サインツ(7位)
全体の結果
1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3.ランド・ノリス(マクラーレン)
4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
6.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
7.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
9.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
11.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
12.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
13.角田裕毅(RB)
14.周冠宇(ザウバー)
15.ダニエル・リカルド(RB)
16.バルテリ・ボッタス(ザウバー)
17.ケビン・マグヌッセン(ハース)
18.エステバン・オコン(アルピーヌ)
19.セルジオ・ペレス(レッドブル)
20.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)








